冷えた心臓に名を刻む

双極性障害、パニック障害、会食恐怖、嘔吐恐怖。読書と音楽がすき。

包丁のトラウマ

向けられてた過去があるから包丁がこわい。けど、最近は弁当屋の厨房作業も入る勇気が出てきて。職員さんの後押しがあって。
私専用の子供用包丁を買ってもらった。ピーラーとキッチンバサミは他の人も使えるし(主に私が使うことになりそうだけれど)
人参とキャベツと葱、割と楽なものから練習させてもらってる。無事に手を切ることもなくなんとかこなせた。
昔は包丁持ってるのを見るだけでも怖かった。友達の家に泊らせてもらって料理作ってもらっても切ってる姿を見ることすらできなかった。
最初のうちは弁当屋での作業もメンタル的につらかった。誰も私に向けてくることはないってわかってるはずなのに、フラッシュバックしてしまって。
でも今、克服しつつある。自信に繋がってる。

作業所は市内ならいろいろなところがある。革細工で作ってるところもあれば、お菓子を作っているところとか。うちみたいな弁当屋はあまり作業所としては少ないんじゃないかと思う。
最初はここでやっていけるか不安で。料理未経験の私だから足を引っ張ってしまうのではないかと。
そんな不安を抱えつつも、優しい人たちに囲まれていて、トラウマを理解してくれる職員さんもいて、今、自信につながっているから。
すごく感謝している。ここを選んで、ここにいることができて本当によかった。

トラウマはトラウマ。仕方の無いもの。けれど、それを克服していければいいんだ。今だってフラッシュバックすると怖い。つらい。思い出したくない。苦しい。
でもいつかきっと、超えていけるよ。大丈夫。大丈夫と自分に言い聞かせる。

がんばろう。今日一日生きていこう。